自然素材のエコ・健康建材のご提供、そして「スローライフ」をテーマにした「エコバウリフォーム」のご提案
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取材リポート


WIRREN ― エコロジーで地域再興
ハンブルグとフランクフルトのちょうど中間に位置し、かつての東西ドイツ国境線近くの地域ビーレンを中心とした3つの地域が取り組む。エコロジーを経済に結びつけることで、環境を守りながら経済的に自立するための取り組みを、かのエコロジー建築家ホルガーケーニッヒ氏とリボス社フィルブリッヒ博士の協力の下で取材してきました。取材には季間誌「チルチン人」の松永副編集長、カメラマンの輿水さん、そして案内を私加藤が行ないました。
  エコハウス ― フランクフルト
最初の訪問先はかの有名なヨアヒムエーベル設計の「エコハウス」です。世界で始めてエコロジーをビジネス的にもバランスさせ社会にその意義を認めさせてと言っていい建築です。この建築が無ければ、今日のエコロジー建築の広まりは無かったでしょう。約17年前に建てられ、風と上昇気流、そして地下の冷気を利用した空調。雨水を利用した下水や、ソーラー設備。これらの設備がエコ建築が十分に、建設費の高さを維持費がまかない、これからの社会にとって必要であることを理解させます。充実した保育施設などはこれからの働く環境をも見せています。
  エコテストマガジン ― フランクフルト
エコハウスの中にあるエコテストマガジン社です。エコテストマガジンの編集長曰く「世に出る製品を購入して、エコロジーであるかどうか評価するが年間2-3件の裁判が発生する。年間3000万円の対策費用として準備している。しかも、エコテストの試験は第三社が行うので公正で信頼おける。我々は断固として自信を持って悪い製品をテストで訴えていく」という言葉に、すごい信念と社会的使命を全うするストレートな姿勢に感動を覚えました。
  野生の花ヒース― WIRREN
フランクフルトから2時間
、新幹線ICEでハノバーへ、そしてローカル電車でウェルツェン駅へ到着。フィルブリッヒ博士の出迎えでリボス社に移動中、わずかの時間を利用して地元で有名な野生の花「ヒース」の群生地を訪問して写真を撮ってきました。天気が良いせいで、夜の7時近くから近所の家族がワインを飲んだり、お弁当を食べたりして最後の夏の日を楽しんでいました。日本の花見とは違う、家族の会話が中心のホッコリしたピクニックです。
  Demeter農家 ― WIRREN
ドイツでも珍しい農家BAUCKHOFです。この農家は有機栽培、無農薬だけでなく、風力発電、動物飼育方法などでも環境を考え、ほとんど全てを自家製でまかなっています。結果としてオーガニックよりさらに厳しい基準を持つ最高レベルの「DEMETER」認定の農家で、エネルギーをほとんど使わず、餌やその他の飼料もすべて自家栽培されたものだけを使用しています。飼育する家畜も、家畜本来の生活環境を作りゆったり飼育されているため、牛などは近づいてもまったく危害を加えません。農場主はまだ29歳ですが、なぜこんな農業を始めたのか?という質問に「20年前はみんな食べ物に気を配っていた。しかし今は経済ばかりで、食べ物や住む環境がないがしろにされつつある。自分たちの次、その次の世代のことを考えたら、今自分達がやるべきだと考え、はじめた」と答えてくれました。

  公立学校― ULZEN
ドイツの一般的な高校でのエコの取り組みを取材しました。ドイツの学校は日本と大きく違い、12歳で大学進学か働くかの進路を決めます。そのためか12歳くらいでもみんな大人に見えます。12歳から自分で判断することを求められるわけです。この学校では、特にエコの取り組みはまだ始めていませんが、まず日本の学校とは建物がまったく違います。そして、校長先生が強調するのは「20年前までは軍隊のようだった、でも以来考え方を変えて、生徒の良き相談役になるような指導に変えた。だからみんな伸び伸び生活している」ということを言っていました。また、驚いたのは、日本に比べて十分に美しく落ち着いた雰囲気のあるレンガ出来た校舎ながら「監獄のような建物なので、改築を考えている」と言われていました。日本の学校を見たらどう思うでしょうか。そんなことに代表されるように、授業風景から表情まですごく自然で笑顔が多いのに驚かされました。建物のエコではないけど、「人が主人公」であるというエコロジーであることには変わりません。

  メールオーダー家具― WIRREN
次の訪問先は、ドイツでも珍しい高速道路の横切っていない町Werrenを「エコロジー地区」としてエコロジーに取り組む会社をネットワークでつなぎ、大きな力にしようと発案した家具会社LOWEです。この会社は無垢の木や自然塗料、自然の染料で染めた皮だけを使った家具をセミオーダーで、ドイツ中にメールオーダーする会社です。社長のLOWEさんは娘の喘息をきっかけにエコロジーな家具だけを販売し始め、さらに地域全体を巻き込んで「エコ地域」を組織し政府に働きかけています。エコだけでなくデザインがよく、フルオーダーで体のサイズに合う家具を作っていて、17%も売上も伸びています。エコロジーな取り組みがビジネスと両立できる。それがこれからの大きなテーマになるはずです
  中古住宅のリモデル― WIRREN
リボスの創始者のボーテさんの自宅に訪問です。二人の息子さんが11年前に買った住宅を案内してくれ、さらにまだリフォーム中の部屋ではリボスを塗る実演までしてくれました。さすがにセンス良いインテリアと独特の色使いの外装でまとめられ「ボーテさんらしいなぁ」と納得です。しかも全て家族でリフォームをしていると言うことで、家中が完全にオリジナルな色合いとテクスチャーで仕上げられています。
  エコバウ建築ツアー― LIVOS社
昼にはもうひとつのエコバウツアー(総勢40人)とリボス社で合流し、リボスから天然酵母のパンと飲み物、そしてヒラメのサワークリーム漬け?さらに「ポテトの亜麻仁油ドレッシング」の昼食が出され、リボスで取れたトレトレの亜麻仁油を全員で賞味しました。少し苦味のある味がポテトの甘さを引き立てていました。エコバウツアー40人は、短い時間ながらフィルブリッヒ博士のセミナーを受けた後、後ろ髪引かれながらバスに乗って帰りました。
ホルガーケーニッヒ氏― LIVOS社
かのホルガーケーニッヒに「なぜドイツはエコロジーの取り組みが進んだのか?」というまじめなインタビューを行いました。ホルガーケーニッヒが熱く語るのは「ドイツ国民の10%がエコロジーに関心を持ち始めたら社会が一気に変わる」「そのためには政治や銀行を巻き込んで社会に認められる必要がある」「今では緑の党はじめエコロジーな組織が800万人に増えている、つまり10%を超え始めている」そんな変わり始めたドイツ社会をさらに前に進めるために「成分完全明示の「Rシンボル」を提唱しているのだ」。「大切なのは今すぐ出来ることからはじめることだ」ということです。
  エコロジーな家族― EVER家
さて今日はエコロジーライフを実践するエヴァーさんを訪問します。この夫婦の住宅は隣が牧場の横にあるログハウスです。きれいな庭の花と奥さんの笑顔、そして由緒のある暖炉が印象的でした。花と自然に囲まれた生活は「うらやましい」の一言です!本物の木に囲まれたインテリアの中にセンスの良い(ほとんどの家がセンスが良い)家具や、なんと言っても存在感があるのが暖炉でした。暖炉は漆喰で固められ、お父さんの形見のマイセンの皿が埋め込まれています。家族、自然環境を考えずにはいられない風景でした。
  エコホテル― HOF ROSE
お昼に訪れたのは数百年前の農家を買い取り、最近ECOホテル&レストランをオープンしたHOF ROSE(バラの家)です。まさにその名の通り一面花と自然に囲まれたすばらしいホテルでした。牛、豚、野菜を全て自家生産し、宿泊客に提供するこのホテルは、2年前の開業ですが、そのスタイリッシュでアンティークな外観と内装そして食事で人気を集めています。パンとスープという簡単な昼食ながら、抜群の雰囲気とすばらしい天気でこれ以上ない食事でした。
セミナーハウス ― 
今日の最後はもうひとつのエコホテルでディナーというものでした。やはりレンガ造りの数百年前の農家をリモデルして、約50人を泊めることのできるホテルは、習い事やセミナーを開催することで、ドイツ各地から泊まりで参加する人々を集客します。ユニークなのは食事は完全ベジタリアンでしかもとってもおいしいこと。そしてシェフでもあるご主人が仙人のような風貌であることです。しかし、その風貌とは違い、インテリアのセンスと食事は抜群で久々にリフレッシュできました。「明日からガンバルぞー!!」

  バイオマス発電 ― ゲッテンゲン
アウトバーンに乗ってハノーファー方面へ約2時間。土曜日なので車も少なく小さなミニバンで4人乗って180kmでぶっ飛ばしました。知ってましたか?ドイツでは土、日曜日は大型トラックは野菜や牛乳などの生鮮食品以外を運ぶ場合はアウトバーンを走れないのです。着いたところは世界最古の大学のあるゲッティンゲン市。ここでゲッティンゲン大学とある町が共同で行うバイオマス発電施設の見学です。お城のある中世の町ゲッティンゲンの町並みを見下ろす丘に立つバイオマス発電施設は、周辺の豚や牛の糞やトウモロコシの茎などを原料に発電し、町の全ての電力をまかない、さらに発電の廃熱でお湯をわかし、町の暖房のほとんどをまかないます。 この巨大な施設はなんと町の住民が自主的に施設の半額を負担し、残りの半分を行政が持っているのです。将来的には町のエネルギーだけでなく、売電することで利益を上げる計画です
  ゲッティンゲンの城 ― ゲッティンゲン
バイオマス施設の写真を、町の古い教会から撮っていると、「うちの家を見ないか?」と突然の申し出。ゲッティンゲン大学で中国語を専攻する女性でした。早速見せてもらうと、なんとそれは17世紀に建てられたお城。今でも公爵などが住んでいるらしく「これが今度公爵が引っ越してくる建物で、いまリフォームしているところ」などなどの解説で、「リフォームって言ってもえらい違いだなぁ」と感心。しかし、このツアーを通じて感じるのは、ドイツのいたるところに中世の歴史があり、生活習慣や建物のよいものが沢山残され、そして今でも現役で使われていることです。
  LIVOS自然健康塗料 - 徹底した姿勢
今日は、フィルブリッヒ博士の案内で、かの有名なリボス植物化学でリボスの製品がどんな風に製造されているかの取材です。めったに入ることができない製造工場やラボへ終日自由に立ち入り、インタビューや撮影を行いました。「一番印象に残った」とカメラマンの越水さんが言うのが、工場内やオフィスでの社員の笑顔と工場内に飾られるアートです。
工場自体も元々の家具工場を解体し、再び組み立て直すと言うまさにリボスの理念を表す建物です。ゆったりとした空気の流れる建物内は全くにおいや騒音がしない、周辺環境を乱さないそんな徹底した姿勢がわかります。
alt   LIVOS自然健康塗料 ― 安全性
リボスの製品は30年前から変わることのない「徹底した安全性」と「自然と調和し心がくつろぐ色調」です。そのために「生産履歴のある自然素材」を「成分完全明示」で製造し、自然素材にも潜む有害物質までをすべて排除しています。そのためすべて手作りに近い工程で製造され、不純物や予期せぬ有害物質が入っていないかをラボでチェックします。
  LIVOS自然健康塗料 ― こだわりの製造工程
特に亜麻仁油を絞る工程は「工場」にはほど遠く、リボスのこだわりが出ています。まず有機栽培の亜麻を使い、低速で回転する絞り機で、機械温度40度で「一番絞り油」を絞り出し、それをさらにフィルターで濾して食品レベルの亜麻仁油が出来上がります。この時の機械温度が40度を大きく超えると亜麻仁油に含まれるビタミンDが壊れ、亜麻仁油の酸化を大幅に進めてしまい塗膜の紫外線による劣化を早めます。でも、多くのメーカーはこの絞り工程で効率を上げようと回転をあげるので、80度まで上がってしまい紫外線に弱い塗料が出来上がるのです。出来上がった亜麻仁油と共に、搾りカスも農家に「ビタミンDのたっぷり入った牛の飼料」として完全に使い切られます。その牛の糞が亜麻の肥やしになり、完全に循環する仕組みがあります。
  最後に取材を通して感じたこと 
この取材で感じたのは1945年に敗戦した国同士なのに、片や伝統に根ざした生活を重視し、それが「スローライフ」という21世紀の生活を提案し、もう片っ方は良き伝統、習慣、建築までも全て忘れ、今やある部分アメリカ以上に過去の経験や文化を尊重しない国になってしまった日本。どちらが良いかはそれぞれが決めることです。でもどちらが幸せそうか、生活を楽しんでいるかは明らかです。例えば、このツアー中にみんなが驚いたことが「この地方では金曜日の仕事は1時までだよ」と言うものです。つまり毎週4.5日働いて2.5日休むわけです。それでベンツやBMWに乗って、家はごく普通が敷地1000uらしいです。夕暮れ時には沢山の人が町の周りを夫婦で散歩し、日が暮れるとレストランで食事したりワインを飲んだり、そして週末にはアウトバーンで北海やスイスへ遊びに行く。これが普通のドイツ人の生活なら、日本以上に働いてなければ無理なはず・・・と思うのが日本人なんでしょうね。彼らにしてみれば逆に「なんでそんなに働いてそんなに余裕がないんだ?日本人って頭悪いな」と思っているはずです。効率効率と言いながらすごく効率の悪い仕事の仕方をしているのが日本人で、効率よりも「他がやっていない独自の事を行う」ことで高い価値を生むのがドイツ人またはヨーロッパの人々でしょうか?自分たちにとって価値があることだと思えば実践する。それが東西ドイツの統合、原子力発電の25年以内の廃止、そして全ての化学物質の危険性を開示する法律「REACH」などの思い切った決断に現れているのでしょう
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